昨今のゆとり教育でも、義務教育の中学生の理科の授業でボルタ電池について必修で倣っているはずです。

ボルタ電池は電池の基本系で、希硫酸を電解液にして、銅板と亜鉛版それぞれの一部を電解液に入れ、液体に浸っていない部分をリード線などで結ぶと、硫酸中の水素が還元反応を起こし、亜鉛イオンの電荷が銅板に移動することで電位差が生じるというものでした。

しかし、これは永遠のものではなく、銅板側に還元された水素が増加すると電位差はなくなるというもので、過酸化水素を加えて水素をH2Oにするということ辺りまでは必ず理科の実験で行ったのではないでしょうか。

実は車のバッテリーも原理はこれと全く同じなのです。

還元剤こそ違うものの、電解液に至っては、この200年前の発明とそのまま同じ希硫酸が使われています。

この希硫酸にはH2Oが含まれますから、いくら密封していたとしても熱により蒸発し、やがて電解液の水量は低下し電位差が生じなくなるのです。

また自動車運転免許を取得した際、教習所で車の点検という学科の中に、その点検が含まれていたはずです。

といっても液量をチェックする簡易的なもので、ボンネットを開けられる方ならだれでもできる項目です。

その方法は液量を色で示すインジケータが付いているものや、線で実際の液量を見るものなどがあります。

特に、猛暑が続く昨今の夏では電解液の蒸発も激しいですから、せめて1か月に一度ぐらいはチェックしましょう。

それと年に何度かは給油やエンジンオイル交換の折り、ガソリンスタンドや整備工場、カー用品店などで実際に電圧計で起電力が落ちていないかチェックしてもらいましょう。